設備投資は、既存の事業拡大や新規事業のスタートなどを目的に工場などに新たな設備を導入するために多額の資金を投入することを指します。
この設備投資をする際に工場運営者が考えておく必要があるのが「減価償却」です。
これは、時間の経過とともに価値がなくなっていく資産を手に入れたときに、取得にあたって支払った費用を資産の使用期間にわたって一定の規則にしたがって配分し、経費として計上しておく方法で、会計処理で非常によく用いられています。
工場に導入する設備は、ほとんどが使用を重ねる度に価値が下がっていくものなので、減価償却の対象とすることができます。
減価償却の方法では、資産の購入費用を法定耐用年数の期間で均等に償却する「定額法」と、期の初めの時点における未償却残高から一定の割合を償却にあてる「定率法」が代表的です。