塩水噴霧試験は、メッキ被膜や塗装をした金属の材料・部品などに塩水を噴霧することで製品の品質を評価する試験です。
塩水噴霧試験を行うのは、メッキの劣化具合や塗料の錆止め効果などを調べたり、塩害が予想される地域で使われる製品で腐食が起きるかを確認することが目的です。
通常であれば何年もかかって起きる経年劣化を、塩水噴霧試験によって促進ができます。
製品の開発をするときには、すぐに錆びつき修理しなければいけないものであれば売り物にはなりません。
しかし塩水噴霧試験で、錆止め効果など品質に問題がないことを確認できれば、安心して販売ができます。
塩害が発生しやすい沿岸部や寒さが厳しい寒冷地などでは金属に錆が発生しやすいので、そういった場所で使われる製品ではこの試験の結果が重要な意味を持ちます。